お車の乗り換えを検討されている方のなかで、このように思われている方もいるのではないでしょうか?
- できるだけ予算を抑えて購入したい
- 新車価格が年々上がっているため、国産車でも手が出しづらい
- 単なる移動手段では無くカッコ良さ、運転する楽しさも求めたい
- ある程度の居住空間と荷室スペースは欲しい
この車は、低価格で、日本の道路環境にも適したボディサイズ、見た目のスタイリッシュさや運転する楽しさをも兼ね備えた、素晴らしい1台です。
BMWと聞くと、このように思われる方も多いと思います。
BMWなんて私には敷居が高い…
BMWって高いんでしょ?
輸入車はすぐに壊れるんでしょ?
実際に6年間、このF20型1シリーズに乗ってきた私が、この車の良い点や悪い点をご紹介させていただきたいと思います。
ぜひ、皆さんのお車の乗り換えの候補の1台に入れて頂けたら嬉しいです!
BMW 2代目 1シリーズ 通称F20型
生産期間 2011年〜2019年
エンジン 1.5L〜3.0L 3気筒、4気筒、6気筒 ※各モデルにより異なる
全長 4,329mm 全幅 1,765mm 全高 1,421mm
BMWは高い?
皆さんはBMWと聞くと、どんなイメージを持つでしょうか?
多くの方が高級車、敷居が高いと感じたと思います。
実際はその通りで、新車価格になると1000万円を超えるモデルも多く、私のような庶民には、とても手の出せない価格となっています。
ただ、これが中古車になってくると大きく異なります。モデルによりますが、3〜4年落ち程度で、新車価格の半分以下まで価格が下がることが多いのです。
F20型の1シリーズは、現在は生産終了しています。当時の新車価格は、1番低グレードモデルで約300万、1番上級グレードで約600万円となっておりました。
現在の中古車価格は、約40万円〜300万円と、かなりお手頃な価格になっています。
ちなみに私は2016年に、当時3年落ちの2013年式1シリーズ(116i Mスポーツ)を、ディーラー認定中古車として、乗り出し価格220万円で購入しました。
現在、中古車市場で流通している個体は、80万〜150万円ほどの車両が多く、皆さんの予算にも収まるのでは無いでしょうか?
BMWは壊れやすい?
皆さんが気になっているはことは、輸入車は国産車と比べて壊れやすいんじゃないかという事です。
実際にBMWに乗っていて、友人などから『輸入車って壊れやすいんでしょ?』と良く聞かれました。ですが、私は6年間乗ってきて実際の故障は1度だけでした。
唯一、私の車に起きた故障は、走行中にドライブトレーンの警告灯が点き、「慎重に走行して下さい。最大駆動力は使用できません。正規ディーラーで点検を受けて下さい。」と表示されました。
すぐに車が動かなくなる訳ではなかったのですが、後日ディーラーにて点検してもらいました。イグニッションコイルの不良によるもので、5万円ほどで新品に交換してもらいました。
私の場合は、日々のメンテナンスを入念に行なっており、12ヶ月点検や車検、オイル交換などは、基本ディーラーでお願いしていました。他のオーナーよりもメンテナンス代にお金がかかった分、故障が少なかったのではないかと思います。
また、BMWのディーラーのメカニックの方もおっしゃっていたのですが、やはり車両の個体差によって、故障が頻発してしまう車両、まったく故障しない車両があるようです。
F20型 1シリーズの魅力
私が実際に1シリーズに乗ってきて、とても満足した点をご紹介させていただきます。
① 軽快なハンドリングで運転がとにかく楽しい!
私が1番印象に残っているのが,ハンドリングの操作性の良さです。
この車は、重量前後バランスが50:50になっており、車重も1430kgと軽いです。さらに、このクラス唯一のFRなので、とにかくカーブなどでは軽快に気持ちよく曲がってくれます。
この車に乗り換えてからは、山道や峠道などを運転する事が大好きになりました。毎週、箱根や伊豆の方にドライブに行っていました。
もともとドライブは好きでしたが、どちらかというと、今までは景色を見たり美味しいものを食べたりする事がメインだったので、運転する事自体にハマったのは凄く印象的でした。
② 滑らかなエンジンの吹け上がり
エンジンの吹け上がりも滑らかです。ギアも、変速ショックなどを全く感じさせないほど、爽快に加速してくれます。カーブだけでなく、ストレートでも気持ちの良い加速を味わえます。
③ 国産車では感じられないスタイリッシュなデザイン
発売当初は賛否両論あったようですが、デザインもお気に入りでした。ロングノーズのボンネットや、サイドの張り出したデザイン、リアの少し可愛らしさもあるテールランプ周りも、個人的には凄く好みでした。
④「大きすぎず、小さすぎない」サイズ感
ボディサイズも、私にとって「丁度いいサイズ」でした。私の住んでいる地域は、道が非常に狭いです。ですが、車がすれ違う際などでも、大きなストレスを感じること無く、快適に運転できました。東京都内などの狭い駐車場でも取り回しやすいサイズなので、駐車場を選ぶということもなかったです。
⑤ シンプルかつ高級感のある内装
内装はとてもシンプルで、スタイリッシュです。内装に関しては、3シリーズや5シリーズなどの、上級モデルと基本ほとんど一緒です。低価格の1シリーズでも、高級感のある内装を楽しめる事はとても魅力的でした。
F20型 1シリーズのデメリット
デメリットについても触れていきたいと思います。
① 後部座席の狭さ
後席の居住性ですが、足元のスペースは狭く、体格が大きい方などはとても窮屈に感じると思います。家族で使うファミリーカーとしてはやや厳しいかなと個人的には感じました。
② 安全装備が乏しい
年式によっても異なりますが、少し古い車になってしまうため、安全装備は、現在新車で販売されているような車と比べると、どうしても劣ってしまいます。
③ 部品代、メンテナンス代が高い
部品代やメンテナンス代が、国産車と比べてしまうと割高になってしまいます。オイル交換ひとつにしても、オイル代やオイルエレメント代、交換工賃も国産車よりも高い事が多いです。
私がメンテナンスをお願いしていたディーラーでは、オイル交換が工賃込で¥15000円ほどでした。
④ 燃費が良いとは言えない
私が乗っていた116i Mスポーツの燃費は、街乗りでリッター10〜11km、高速道路で12〜14kmでした。最近のエコカーなどと比べると、やはり燃費は少し悪い部類に入ってしまいます。
まとめ
- ① 軽快なハンドリングで運転がとにかく楽しい!
- ② 滑らかなエンジンの吹け上がり
- ③ 国産車では感じられないスタイリッシュなデザイン
- ④「大きすぎず、小さすぎない」サイズ感
- ⑤ シンプルかつ高級感のある内装
- ① 後部座席の狭さ
- ② 安全装備が乏しい
- ③ 部品代、メンテナンス代が高い
- ④ 燃費が良いとは言えない
ここまで、F20型の1シリーズについてご紹介させていただきました。
もちろん良いところだけで悪いところもありますが、トータルで考えても私が心からオススメできる1台です。
圧倒的な操縦性やデザイン、滑らかな加速など、とても所有満足度が高く、なおかつ低価格帯の車ですので、ぜひ皆さんも1度ご検討してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!